平屋住宅とデザイン

注文住宅を平屋とする場合、さまざまなデザインが考えられます。新築は自由なデザインが可能なことが魅力です。平屋住宅が2階建て住宅と異なるのは、屋根のデザインが自由なことです。2階建て住宅は、道路制限や北側斜線、高さの制限などにより、屋根を高くすることができません。平屋住宅は屋根を高くしても、規制に抵触することはほとんどありません、平屋住宅の屋根は、デザインを決める大切な要素です。平屋住宅の屋根は、和風と洋風があります。屋根を洋風とした場合は、外観や室内も洋風のデザインとする必要があり、屋根を和風とした場合は、室内も和室を設けるなど、和風のデザインとする必要があります。

和風の屋根では、切妻、寄棟、入母屋があり、田園の中では城郭屋根のデザインも似合います。和風の屋根は特徴として軒を低くし、庇を長く伸ばすことが挙げられます。一般住宅の場合は切妻や寄棟を用いるのが一般的です。数奇屋風や本格的な書院造とする場合は、入母屋も似合います。和風の屋根を支えるには和風の小屋組みが必要です。和風は1間をモデュールとしてできており、部屋割りも1間のモデュールで行います。和風は軒高を低く抑える必要から、開口部の高さも抑えられます。書院窓や格子窓を設けることで、和風の特徴を際立たせることができます。洋風の屋根は、勾配をきつくし、庇の出は短かいのが特徴です。

勾配をきつくすれば、当然のことながら屋根は高くなります。平屋では小屋裏の利用も考えられ、ロフトの設置や小屋裏部屋を設けることも可能です。小屋裏部屋は、天井の高さが1.4mを超える場合は階となり、2階建てとなってしまうので、天井の高さは1.4m以下に抑える必要があります。ロフトも天井を高く取るわけにはいきません。ロフトは直下の部屋と仕切りがなく、物入れなど理利用できる便利な空間です。平屋住宅を洋風にした場合は、屋根に高窓や、トップライトを設けても違和感がないのが利点です。窓の扉は外へ開く両開きとし、洋風の感じを出すのがデザイン上のポイントです。注文住宅では和風にするか洋風にするかの希望を明確にすることが大切です。

最近は和風でもなく洋風でもない、シンプルなデザインも人気があります。屋根に洋瓦を用い、外壁を白くするのがデザイン上の特徴です。洋風でもヨーロッパ風や、北米風のデザインがある他、山小屋風のデザインも可能です。平屋住宅では2階建て住宅にできない、思い切った屋根のデザインが可能です。